「SUSTAINABILITY REPORT 2023(サステナビリティレポート2023)」を発行

国分の今を知る

2023年10月25日

SUSTAINABILITY REPORT 2023 レポートの見どころと制作の裏側をご紹介!

国分グループでは、持続可能な社会の実現に向けて、2022年より毎年9月にサステナビリティレポートを発行しています。
このたび、2023年版を発行いたしましたので、作成の裏側のインタビューとともにぜひご覧ください。

本記事は、2023年10月25日の更新時点の情報になります。

持続可能な社会の
実現に向けて、
毎年発行している
サステナビリティレポート。

SUSTAINABILITY REPORT 2023
SUSTAINABILITY REPORT 2023

今年の見どころを3つご紹介

P.03~ 沿革新規
国分グループと
サステナビリティのあゆみ

「継続する心・革新する力」の企業理念のもと、国分グループが300年以上、持続可能な社会の実現のために取り組んできたことを時系列で表現しました。

沿革~国分グループとサステナビリティのあゆみ~

P.13~ 特集国分東北の取り組み
廃棄されていた「ほや」を使った
多面的な社会課題解決

国分グループのバリューチェーン上において、原料調達、製造、販売のいたるところで価値が生まれていることをご紹介しています。
また、第11次長期経営計画の4つの価値創造目標の一つである「共創圏の構築・拡大」にもつながる取り組みです。

特集「廃棄されていた「ほや」を使った多面的な社会課題解決」(国分東北の取り組み)

P.27~ 人権の尊重5つの項目
人権デュー・ディリジェンスの尊重

人権方針に続き 、国分グループが重点的に取り組む項目として特定した5つの「個別に考慮すべき事項」を掲載しています。この5つの項目を優先的に、取り組みを進めていきます。

人権の尊重

制作の裏側をインタビュー

国分グループ本社(株)経営企画部サステナビリティ推進課 木戸恵美子さん
国分グループ本社(株)経営企画部サステナビリティ推進課
木戸恵美子さん

実際にサステナビリティレポートの制作に携わった、国分グループ本社(株)経営企画部サステナビリティ推進課の木戸恵美子さんにお話を伺いました。

まず「サステナビリティレポート」とは何ですか?

持続可能な社会の実現に向けて、企業がどのような取り組みをしているかを開示する報告書で、新しい会社案内というイメージです。企業は、財務情報以外に環境や社会問題など、ステークホルダーが求める情報を適切に開示する必要があります。それにより、当社が目指している経営の方向性を示すこともできます。

国分グループは2020年9月に「SDGsステートメント」を策定し、マテリアリティ(重要事項)を掲げました。それらに対する取り組みや考え方を、レポートを通じてステークホルダーの皆さまにお伝えすることで、私たちに対する理解と信頼を深めていただくことが目的です。また対話のためのコミュニケーションツールとしても位置付けています。

「サステナビリティレポート」が発行されるようになった背景は?

持続可能な社会の実現のためには、環境問題だけではなく、諸問題への配慮が欠かせません。社会的にもSDGsに対する関心が年々高まっています。これらとどのように向き合うかが問われ、企業の取り組みにおけるESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)の開示が求められるようになりました。本レポートでも、このESGを意識して情報開示をしています。

今年度のレポートの見どころは?

レポートの見どころについて語る木戸さん

見どころは主に3つあります。
1つ目は、「沿革」のページを盛り込んだことです。国分グループの「信用」を支えてきた歴史と、サステナビリティのあゆみを体系的に表現したいとの思いからです。創業以来受け継いできた当社の想いとサステナビリティへの取り組みは重なり合っていることがおわかりいただけると思います。
2つ目は、各エリアの取り組みについて多く紹介した点です。いろいろなエリアで多様な取り組みが広がっています。特集ページでは、国分東北(株)の事例を取り上げるとともに、「Voice」「グループ従業員の声」というコーナーでも、北から南まで、各エリアの事例を多数紹介しています。

3つ目は、人権の取り組みです。気候変動の取り組みと同様、とても重要な社会課題です。私たちの企業理念で示している「食を通じて世界の人々の幸せと笑顔を創造する」うえで、何よりも大切であると認識しています。
自社の取り組みだけでなく、サプライチェーンに関わるすべての人への人権侵害を未然に防ぐことができるよう、人権デュー・ディリジェンスなどの取り組みを強化していきます。

レポートを作成するうえで大変だったことは?

国分グループ全体で、サステナブルな取り組み事例の情報収集を行い、場合によっては自ら現地に赴いて取材することもありましたが、その取り組みをどのように表現し、伝えるかが一番難しい点でした。また自ら収集した情報も100%すべてではないこともあり、もっと情報収集したいという気持ちがありました。
実際に取り組んでいる担当者も、その取り組みがサステナビリティ、SDGsにつながると認識していないケースが多いものです。しかし取材を進めていくと、まさに地域密着型の取り組みでは地元への愛を感じましたし、小さな取り組みであっても確実に将来を見据えた取り組みもあり、今後は、そういった取り組みを見つけ出し、積極的に発信していきたいと思っています。

今後の展望は?

お客様のニーズを汲み、課題解決を図ることの多くは、サステナビリティにつながっていくものと思います。ぜひ今後も国分グループならではのサステナビリティレポートを作り上げ、良い情報発信につなげていきたいと思います。それがステークホルダーの皆様とのコミュニケーション、持続可能な社会の実現につながっていけばと期待しています。

今後の展望について語る木戸さん

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