皆さんご存知ですか?ひとくちにパン粉といってもいろんな種類があることを Panko Basic Data

水分による区分

1

乾燥パン粉

保存性を高める目的で乾燥させたパン粉です。
水分値は14%以下です。

製品特長

  • 長期間の保存が可能な為、ご家庭での買い置きに便利です。
  • さまざまな具材に汎用し、フライ、練り込み料理等にご使用いただけます。
2

生パン粉

原料パンを粉砕し、そのままパックしたもので、
パン本来の風味を有していることが特長です。

製品特長

  • 乾燥パン粉よりソフトな食感となります。
    トンカツ専門店では主流となっています。
  • 乾燥パン粉より素材によく付きます。

焼き方による区分

1

通電式パン粉(電極式パン粉)

醗酵させたパン生地に電気を直接通し加熱する方法です。この方法で焼き上げたパンは、蒸しパン同様にパン表皮は焦げず、白いパン粉になります。

製品特長

  • パン表皮が焦げておらず、均一な白いパン粉になります。
  • パン粉粒子が強く、形状が針状となり、コロモを付ける際、微粉になりにくく、きれいなフライ揚がりとなります。
  • フライ揚がりは、焙焼式にくらべてしっかりした歯ざわりとなります。
2

焙焼式パン粉

醗酵させたパン生地を、オーブン釜で焼き上げる方法です。食パンと同様にパンを焼くので、食パンパン粉と呼ばれることもあります。

製品特長

  • 通電式パン粉よりソフトな食感となります。
  • 食パンと同様にパンを焼くので、風味のあるパン粉になります。
Point

両パン粉ともに一長一短があり、どちらのパン粉が優れているとは言い切れません。

パン粉を使用する製品の種類、流通形態などの特性に合わせてパン粉を選択してください。

大きさ・メッシュによる区分

メッシュとは、パン粉の粒子の大きさの表現で、パン粉を粉砕する工程や選別する工程で使用するJIS規格に基づいた網目のことです。メッシュの大きさは、網目1インチ(25.4mm)間の目数のことで、目数が多くなれば、網目は小さくなります。

よって、メッシュ数が大きくなると、パン粉の粒子は細かくなります。パン粉の粒子の大きさにより、荒目、中目、細目に区分され、中目は6~7mm(弊社の場合)の商品となります。

使用する料理に合わせてパン粉のメッシュを選ぶことが重要です。

製品特長

  • 荒目パン粉は、主としてとんかつ専門店等で、こだわったお料理にお使いいただいています。
  • 中目パン粉は汎用タイプで、コロモとしては勿論、練り込み材料等何にでも使用出来ます。
  • 細目パン粉は、クリームコロッケなどの具材の柔らかなものや野菜フライ、串揚げ等のコロモの付け難いものに適しています。

色による区分

白いパン粉とパン生地を着色したカラーパン粉があります。
カラーパン粉は主として業務用に用いられています。

製品特長

  • カラーパン粉はあらかじめ着色している為、フライを短時間で仕上げることが出来ます。具材に火の通ったものや、薄切り肉等の火の通り過ぎに注意するフライに適しています。
  • カラーパン粉は珍味(イカフライ、カツフライ等)のコロモにも使用されています。

Pointカラーパン粉の使用目的

  • 短時間で揚がり色を付けることができます。
  • フライ後の退色を防ぐことができます。